先を見るならヘーゲルの「事物の螺旋的発展」から学べ

 

今世の中がどのような方向に進んでいるのかを見つめられるような能力をお持ちでしょうか?

世の中の変化をしっかりと見つめるためには、そのビジョンのさらに先にある「思想」というものを持つ必要があります。

 

そこでその思想を教えてくれるものにヘーゲル弁証法というものがあります。その中にある「事物の螺旋的発展」という法則があります。

 

今回はその事物の螺旋的発展とは何か、そしてその事例を紹介していきたいと思います。

 

事物の螺旋的発展とは何か

事物の螺旋的発展とは「あらゆる物事は螺旋階段を上っていくように発展していく」と捉えていただければ良いです。

 

螺旋階段を登る人を想像してみてください。横から見ると上に上がっていくことがわかります。進歩発展していくように見える。

しかし、上から見てみるとぐるっと回って元に戻ってくるように見えますよね?べつの言葉に言い換えて「古く懐かしいものが戻ってくる」と考えてみましょう。

 

上から見ると古く懐かしいものが戻ってきますが、横から見ると進歩していることがわかります。

 

単なる哲学のような話かもしれませんが、実はこのような螺旋的発展は私たちの身近なところですでに起こっているのです。

 

螺旋的発展の例

螺旋的発展の例を幾つか挙げてみましょう。皆さんは何か思い浮かびましたか?ヒントを言うとすれば「インターネット」です。まずは自分で考えてみましょう。

 

インターネットは螺旋的発展の事例の方ことも言えます。

例えば、私たちが普段使っている「オークション」というビジネスモデルもこの螺旋的発展の良い例です。

 

これは昔マーケットが市場(しじょう)と呼ばれているよりも、市場(いちば)と呼ばれている頃はどこにでもあった競りと指値。それがもう一度ネットオークションという形で現代に戻ってきています。ただし、一段上がっていますから、昔の競りや指値は数百人にしか相手にできなかったわけですが、現在は数百万という単位で相手にすることができます。

 

その他にも私たちが普段毎日のようにコミュニケーションをとるために使っている「メール」なんかも良い例です。

 

昔は友人と連絡を取る際には家に置いてある電話を使っていました。もっと昔であれば、ハガキや手紙などの郵便物で連絡を取っていたことはみなさんご存知のとおりです。

 

それがぐるっと回ってきて今では世界中一瞬にして何千通でも、さらには地球の裏側にまで一瞬にしてコミュニケーションができるようになっています。ただし、古く懐かしい文章によるコミュニケーションが戻ってきているのです。

 

などなど例をあげれば他にもたくさんあると思います。このような螺旋的発展の法則を自分の業界に当てはめてみると何かしら当てはまるものがあるのではないでしょうか?

 

このような法則を覚えることで、今後新しいビジネスモデルを発案することができるようになるかもしれません。

 

KFSは通用しなくなってきている

タイトルの内容とは異なるのですが、現代はKFS(Key Factor for Success)が通用しなくなる時代になってきています。

 

昔は成功した企業のケースを勉強したり調べたりして「今このようなビジネスモデルがあるのか」など考えていたりしていましたが、システム全体がほんの小さな揺らぎによってガラッと変えてしまう今の時代には通用しません。もちろんケースを学ぶことも重要ではありますが、、、。

 

そこで何が重要になってくるのかというと、その小さな揺らぎを見つけ出す「直感力」を磨くことであると思います。優種なアントレプレナーはこの小さな揺らぎを大きなものにする直感力に大変優れているはずです。

 

この小さな揺らぎに何かが起こりそうだというその感覚がとても必要になってくると思います。

 

例をあげればスティーブジョブズのような人間です。彼のような人物が登場したことによって、世界はガラッと変わりました。このような現象をバタフライエフェクトとも言いますが、現代はこのようなバタフライエフェクトをいかに引き起こすかが重要なのではないでしょうか。

 

他にもGoogleという検索エンジンを作ったラリー・ペイジセルゲイ・ブリンはスタンフォーフォ大学の片隅で検索エンジンで世界を変えるといっていたそうです。しかし、当初はそのような発言をする人についていくような人は誰もいなかったともいます。

そして、それが成功するとまた世界を大きく変えてしまいました。今では検索エンジンを使わない人はいないのではないかというくらい世の中に浸透しています。この事例から思うのはボランタリー経済という考えがビジネスにも浸透してきているということも気になります。

 

 

それもこのような小さな揺らぎが引き起こした出来事だといういうことです。世界を変えたい、現実を変えたいとするならば、螺旋的発展の法則や小さな揺らぎを見つける直感を磨きあげることが大切なのではないでしょうか。